もしも痔の手術をすることになったら、誰だって最善のタイミングで手術したいと思いますよね!
特に日帰り手術となると、自分で手術日程を選べるので余計にベストな状態で挑みたいものです。
そこで今回は、実際に切れ痔の日帰り手術をした筆者が、体験を元におすすめの手術タイミングを提案いたします!
- 痔の手術をするのに一番楽な時期はいつか知りたい
- 女性は生理期間を避けるべき?
タイミング①最短日程
冒頭でもありましたが、日帰り手術は結構患者自身が日程を決められる場合が多いのです。
やっぱり怖いしやめようかな
と、ちょっと尻込み(痔だけに)してしまう場合もあると思います。
痔は治療を後回しにすればするほど悪化するので、手術自体が怖い人はお医者さんから「手術しましょうか」という言葉が出たら最短の日程で予約しちゃいましょう!
- 手術に対する恐怖心が強い人
- 痔の症状が一刻を争う人
先延ばしにすると、日程が近づくにつれ緊張していまうので、考える暇もなく近い日程で予約しちゃいましょう。
タイミング②痔の症状が落ち着いてる時
これは手術をする病院を決め、その診察を終えた時のこと。
しらたまんさん、痔の症状は結構落ち着いてますか?
はい、全盛期ほどは痛くないです。
腫れもひいてるし、手術にいいタイミングですね
このようなやりとりがありました!
理由を聞いてみると、こんな感じでした。
- 切れ痔が落ち着いている時は炎症が起こっていないので手術がしやすい
- 炎症したまま手術をすると、患部の治りが遅い&術後の痛みも強い
病院の方針にもよりますが、痔をある程度落ち着くまで薬で治療してから手術することもあるそうです。
私は見事(たまたま)、顔パスならぬ尻パスで手術まで辿り着けました!
タイミング③季節は春か秋が快適
これは術後に気がついたことです。
私が手術したのは図らずも3月下旬でしたが、「これが、夏だったら…」「この時、冬だったら…」と考えることがありました。
夏が痔の手術に向かない理由
夏がダメな訳、一番の理由は”ガーゼの蒸れ”です。
夏といえば、暑さと湿気ですよね。
術後は約2ヶ月間、ほぼ24時間ガーゼをお尻に挟みます。
実際、夏ではない時期の手術だった私でも、汗をかいた後のガーゼを交換するときに
むおぉん と、どこかで嗅いだ事がある匂いが…
野生味溢れる、そう、あれは…
動物園のふれあいコーナーの匂いでした。
薬品(軟膏、ガーゼ)+体液(血、浸出液、汗)=ふれあいコーナー
一つの方程式ができました。大発見。
なので夏に手術をするとずっと、ふれあいコーナーの匂いを嗅ぐ事になります。
ちなみに、お尻に汗かくとガーゼを止めるテープが剥がれやすくなります。
すごい小さいことですが、結構なストレスなのです…
なので夏は特にお勧めしません!
- ガーゼが蒸れるととっても臭い
- 汗をかくとテープが剥がれやすくなる
冬が痔の手術に向かない理由
冬がダメな理由はずばり、患部が冷えるからです。
- 傷の治りが悪くなる
- 冷えると痛みが増す
肛門科では「できるだけ入浴して患部を温めましょう」って絶対言われます。
痛くてもいい!むしろ痛いのがいい!!っていう趣味の方は冬がおすすめ。
ちなみに、冷えから患部を守るには「座浴」がいいです。
座浴器があると手軽に座浴ができます。意外と安い。
これは切れ痔の時にも有効なので、痛くなったら座浴!覚えておくといいと思います。
タイミング④時間は絶対午前中&翌日診察ができる日
よく日帰り手術の広告で「仕事帰りでもOK!」みたいな病院がありますよね?
確かに会社を休まずに手術を受けられるのは魅力的ですが、もし時間も選べるのならば午前中を選びましょう!
私が行った病院では手術は午前中のみだった
さらに日付が選べるのならば、次の日も診察できる日にしましょう!
手術は午前中が良い理由
- 手術当日は家に帰るまで基本絶食
- 帰宅ラッシュに当たらない
午前中、それもできるだけ早い時間んがいいです。
私は10時半からだった
できるなら9時スタートが理想です。
手術前の処置(点滴ルートとり)等が終わったら、手術自体は30分程度で大体終わります。
しかし、その後が長い!!
麻酔が切れるまで病院のリカバリー室で安静にしています。
私は麻酔が切れるのに3時間かかりました。
薬を貰ったりなんだかんだ病院を出たのは15時。
家に帰ってうどんをすすれたのは16時半…
(これを仕事帰りにってなったら、帰れるのいつよ!)
空腹が辛かったです…
みなさん…家に帰るまでが手術です!!
手術が終わるまではおやつのバナナも禁止!(バナナはおやつに入る派)
帰りは電車で帰りました。
痛みをさぐりながら、立ったり座ったり。
空いていて人目を気にせず自由にできる時間帯だったので助かりました。
帰宅ラッシュの時間に当たったら地獄!
電車が混むことが予想できるなら、タクシーで帰るのをおすすめします。
翌日診察ができる日がいい理由
手術当日の夜や翌日は急な出血や痛みが出る可能性があります。
実際、術後翌日まで何をやるのも心配でした。
【最悪パターン】
日曜・祝日が休診の病院の場合
「会社を休まないように土曜日に手術!」
→日曜・月曜祝日で病院が連休
→日曜日にまさかの大出血!病院やってない!
→他の病院の救急へ
このようなことが起こらないとも限らないので、出血の確率が高い日に備えて翌日が休診にならない日がいいです。
救急で総合病院に行ったとしても、当直の医師が「肛門科医」の可能性って、多分ほとんどない…
専門外の医者に無駄にお尻を見せて、大した処置もできず高いお金を払うのはいやですよね。
できるならば、手術してくれた人に見てもらいたい!
ここは日帰り手術のデメリットでもあるので、どうしても心配な人は入院手術をお勧めします!!
タイミング⑤1週間くらい家に引きこもれる時
手術をしたら何かをするのがとても怖い!
できれば横になっていたい、痛くなりそうなことは避けたいと思うようになります。
さらに術後は大体の人がマグミット(便をやわらかくする薬)を処方されるので、排便コントロールがまでできていなく、いつ暴走するかわからない状態なのです。
実際、とってもやわやわな便が続きました。(おかげで傷へのダメージは少ない)
そんな中、外出したり出勤するのはリスクがあります。
痛みとかそんな小さなことじゃなく、社会的に死ぬ可能性があります!
できるならば休みをとって、休み辛かったらテレワークを駆使して外に出ないという選択をしましょう!
私は手術当日と翌日を有休消化し、3日間テレワーク、土曜日曜挟んで月曜から出勤しました!
1週間ほどで排便もコントロールできるようになります!
※おならは制御できない可能性があります
タイミング⑥生理日が終わったor終わりかけの日
女性なら心配であろう生理の話です。
実は、手術自体は生理中でも可能なんです。
ただ、考えてみましょう。
先ほどでも上げた通り「術後は大量出血の可能性がある」ということ。
もしも生理中に手術をしたら…どっちの血なのかわからない!!
「どうせ生理の血だよね」って放っておいたら実はお尻からの血だった!
なんて悪夢です。(夢ならいいけど)
さらに、経血をお尻ガーゼが吸収して、気持ち悪いし、患部に経血がまとわりつくのも避けたい。
よって術後の大出血する可能性がある時(〜2週間程度)は生理がない方がいい!
逆算していくと、人によりますが手術日に生理4日目とか5日目の終わりかけが一番ちょうどいい。
他にも出産後で生理がない人や、閉経後の方、ピルで調整してる方も手術し時!
ちなみに私は婦人系の薬「ジェノゲスト」を飲んでいたので生理がなかったというのも手術を決意した決め手の一つです。
スプラッター状態で迎える手術後前半は辛いです…避けられるなら生理の日は避けましょう!
自分に合った時期を見極めて手術に挑もう!
なんとなく、イメージがつきましたか?
痛みや出血、こればかりは防げない可能性があります。
ただ、手術するタイミングは自分で選べる!
ならば最高のタイミングで少しでも快適な術後ライフを送ろうじゃありませんか!
- 最短日程
- 痔の症状が落ち着いてる時
- 季節は春か秋が快適
- 時間は絶対午前中&翌日診察ができる日
- 1週間くらい家に引きこもれる時
- 生理日が終わったor終わりかけの日
手術を迷っている方への後押しになったらと思っています。
切れ痔日帰り手術を完治まで記録した体験記も書いています!
よかったらそちらもチェックしてみてください!
です!